2005年03月07日

そして3人目の英雄へ・・・

さて前回にディアス提督が喜望峰を発見して
インドへの航路の希望を開いたことは
お話しましたよね。
ついに、ポルトガル黄金時代を幕を開いた
あの人の登場です!

「ちょっと待ちたまえよ!」
ん?あんた誰よ。
「私の名前はクリストバル・コロン。知っておろう?」
いや・・しらねーし。
「ナンだと!君はそうとうに頭のユルイ奴なのか・・
うむむ、私の名前を知らぬとは・・・。」
ウソだよ、知ってるよ。
あんたコロンブスだろ、クリストファー・コロンブス。
「それは英語読みだな、スペインではコロンなのだ。」
うっさい!ここらへんじゃあ、コロンブスで習ってんだよ!
「むぅ、ああ言えばこう言う、君もひねくれているな。」
西回りの航路やカリブの諸島をインドと信じてたやつに言われたかないがね。
「・・・(聞こえないフリ)ともかくだ、ガマの前に私の話をするのが筋であろう。」
チッ 判ったよ、ポルトガルの栄光だけ語りたかったけど・・・しゃーないわな。

というわけで本人のワガママで
予定を変更して、コロンブスの内容とさせてもらいます。
ご勘弁を・・・

えーと、コロンブス・・・長いからスペイン風にコロン提督としますね。
うーとコロン提督は、1492年8月3日、西回りでインドに旅立った・・・となってます。
まず、なぜ彼は西回りなどという考えを思いついたのでしようか。
いろいろ諸説もありますが、東方見聞録の影響が大きかったと
言われています。
実際にコロンの物といわれる、東方見聞録にはたくさんの書き込みがあり、
もぅぴっちりとメモだらけって感じなんだとか。
この面から、コロンブスは冒険家であると同時に、歴史や地理学、天文学などにも
精通した「学者」という面も持ち合わせていたようです。

まずコロンくんはポルトガルのジョアンくん(ジョアン2世ね)に
援助を願い出ます。ポルトガルは当時、ヨーロッパで随一の海運国家だからね。
ジョアンくんはコロンくんの熱意に押されて、専門家も呼んで会議をしてみたけど
みんながみんなとても「無理!」という結論を出した。
そこでコロンくんは
数うちゃ当たるとばかりに、あっちこっちに援助をお願いしたんですよ。
イングランドのヘンリー7世や
フランスのシャルル8世なんかにもお願いしたけどダメだった。
そのダメリストの中にスペインに含まれていたのだけど、
スペインではちょっと他と事情が違っていたのです。

ちょっと当時のスペインのお話、
当時スペインはレコンキスタ・・・まぁ簡単に言えば
イベリア半島からイスラム勢力を排除してしまえーって
戦いをしている最中だったのです。
その最後の仕上げ、ナスル朝のグラナダってところを攻略しようとがんばっていた
だから「今は」無理って状況だったのです。

そしてスペインには味方も多かったのです。
1つは宗教関係者。
隣ポルトガルでは、アフリカにどんどんと進出して、地域の人を改宗?しているというのに
ってあせりがコロンくんの新航路の計画に期待するのも無理ないかもって事情。
そして、グラナダ攻略が完了したのを見計らって、
再度、コロンくんの計画がスペインで話し合われることになったのです。
スペインの王室にもルイスって人など、ポルトガルにこまのの差をつけられっぱなしでは
困るって考える人も居たようで、それらの人が一生懸命、イザベル王女やフェルナンド王を
説得してくれたのです。
そして!ついにコロンくんにokを出してくれたのでした。

こうしてコロンくんはコロン提督になることができました。
艦隊はサンタ=マリア号を旗艦とする3隻
ちなみに、大航海時代のゲームの船に置き換えると・・・
キャラベル級が2隻、キャラック級1隻←これが旗艦です。
乗組員を集めるのには苦労したそうです。
なによりまともな考えではない航海なので、
まっとうな水夫が集まらず、航海が成功した暁には恩赦って条件で
投獄されてた犯罪者まで集めたって言う話だからすごいもんです。
こうした編成でまずカナリア諸島に向かいます。
(ゲームで言えばラスパルマスの島々のことです。)
スペインの西南端前線基地みたいなところです。
ここまで来る間、なんか船が壊れちゃったり、以外と修理に手間がかかったり、
いろいろ苦労したようですが、9月6日ついにカナリアを離れ西へ・・・
未開の地域への侵入です。

コロンくんは航海してまもなく皆を集めてここう言います
「まずは昼も夜もどんどん進んで、700レグア(約3800キロ)まで
そしたら夜は進まないで昼だけ進むようにする。」
皆はなんでだろうって顔をしました。
「だって700進んだらもう陸地が見えてくるはずだもん!
夜進んだら、島とか見逃しちゃうだろ。」
これで不安がっていた船員をとりあえず安心さたのです。
当ても無く進むのではなく、700レグアという目標を与えて。
それに加えて、コロンくんは腹黒く(失礼)本当に進んだ距離を
ごまかして少なく見積もった公開用の日誌も書いていました。
700あたりでも、「まだ600くらいだしぃ〜。」と言うためです。
卑怯なヤツですねぇ

とそこに、サルガッソー海が現れたのです。
サルガッソー海、おびただしい海草、藻があつまり、海は緑色にそまり
船に絡みつき、さっぱり進まなくなる・・・後は飢えて漂う幽霊船となるばかり。
無論これは物語などで表現されている話ですが、
無数の藻や海草があつまって海が緑に見えるところ・・ちょっと不気味ですね ^^;
もちろん水夫たちは怖がります。
一緒に乗り込んだ役人は「もう帰りたいさー!」と文句ばかり
普通の水夫は「まともな仕事にすればよかった。」とぼやき、
犯罪者くんたちは「監獄のがよかったなぁ〜」なんて皆思ってたりしました。
そんな不安っぽい空気を察したコロンくん。みんなにこう言います。
「これは陸地からちぎれて流れてきたんだ!陸地はもう少しだってばっ!」
また、藻にぷかぷかとのっかっていたカニさんを見つけては
「ほらっカニだよ。陸地が近い証拠だよ!」
空に海鳥を見つけては
「鳥がいるやん!ほら陸地が近いんだよ!」
なんでもかんでも陸地とこじつけんなや・・・と思っちゃうくらいですよ・・コロンくん。

9月25日
ビンソン(艦隊の一隻)が陸地を見つれた・・・と思ったら間違いだった・・・ガッカリ、
10月1日
まだ陸地は見つからない・・・そろそろ反乱とかされたらどうしよう。
10月10日
後3日で陸地が見つからなければ帰るってみんなと約束した。やばいかも・・・

こんな風にコロンブスは航海を進めていた。
そして11日
ついに陸地を発見したのである。
スペインを出て、2ヶ月のことでした。

そしてカリブに島々と次々とめぐっていきます。
目的の1つ香辛料や黄金(東方見聞録にあるジパングあたりと勘違いから)などは
なかなか見つからず、1493年1月15日 帰国の途につきます。
サンタ=マリア号は座礁のために解体、要塞として40人が島に残りました。

帰国の最後にハプニングが襲います。
嵐にあい、ポルトガル領のテージョ河に押し込まれてしまったのです。
ポルトガルの動きはすばやかったようで、軍艦が出動し、その艦長は
「コロンくん出頭して、事情を説明なさい!」といいます。
コロンくんは「いやっ!」
そこで艦長、今度は「じゃあ書類でもいいや。提出してよ!」
これにはコロンくんもしぶしぶ応じます。
こうして、コロンくんは領海侵犯とかではなく
嵐でしかたなくってことが証明されて、スペインに帰り着くことが出来ました。
ちなみに、このとき軍艦の艦長さんって言うのは、あのディアス提督だったりしたのです。
そしてポルトガルの王室の召還の命をうけ、ジョアンくんと面接、冒険の報告をしています。
これは不本意だったんでしょうねぇ。
ゲーム中でもそこらへんの話を聞くお使いクエストがありますから
興味があればやってみるのもいいかも。
そして、ポルトガル王室の計らいで船の修理と補給を受けて
スペインへと帰り着いたのでした

スペインにたどり着いたコロンくんは、黄金も香辛料も見つけてないのに
ものすごい歓待をうけました。
これはコロンくんが思っていた以上にヨーロッパ諸国で評価されたようです。
ポルトガルはもちろんイングランドなども敏感に反応して
イングランドの冒険航海参入に力入れ始めたのもこれが一因であったと言われていますしね。
こうして・・・すこしつつ、打倒イスラムのための冒険航海から
黄金と香辛料、富のための航海に変わり始めました。
そうして、それはガマやピサロの時代に完全に目的が摩り替わるのです。

僕ら航海者はそんなコロン提督が帰還して、
ガマ提督がインドまでの航路発見へと出発する・・・
丁度、この解説が終わったところくらいでこの世界に参加することになります。

さぁ やっーと次はわれらがガマ提督のお話です。
ったくスペインっちゅー他国の話なのにやけに時間かかっちまった。
「ガマなんぞより私の方がすばらしいのだ!」
うっさい勘違いくんの相手をしたジョアンくんやイザベルちゃんは大変だったんだろうなぁ〜
二人:「ええ!そりゃぁもう!ノイローゼも覚悟したよ!」
水夫:「俺らもこんな人の下で働くのは大変でしたよ!」
みんな・・・ご苦労様でした・・・
posted by ムササビ at 17:06| 静岡 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 歴史などの知識ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コロンさん、抜け目ない方なんですねー。
想像していた人物像と違ってました。(名前の
イメージから、かわいい感じかと…)
次回のガマさんも期待しています。
Posted by プリシラ at 2005年03月09日 10:56
<プリシラさん

がんばりますよー。
後、スペインの王室のあたりの話とかも
していければいいなぁなんて思ってたり・・・

この世界観がちょっとでも
深く、楽しくなればうれしいっす
Posted by クレイス at 2005年03月09日 11:58
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