2005年04月13日

陸地の彼方にある南の海

なんかやかんやで
先延ばしの感もあります。
クレイスのっ歴史ネタ〜
正直盛り上がっているのは自分だけ
という気がしてないらないのですけど・・・
今回もそんなこと気にしないで
バンバンいっちゃいますよ〜!

えーと
前回は、バルボアくんが町のリーダーになったところで
お話が終わったのでしたよね。
カリブ近海の厳しい自然条件を書いていたら調子に
楽しくて楽しくてw
ついついお話を膨らめすぎたの原因なのはわかっています。
反省〜。

ではさくさくとお話をすすめますね。
リーダーバルボアに率いられ、
スペイン人たちは近隣で裕福な現地の人の集落の略奪を開始します。
(どーでもいいかもしれませんが
前回から現地の人をあえてインディオとは表現してません。
これからもそーするつもりです。)
彼らは、まず友好的なフリをして村に近寄っていきました。
そして食料援助を求めます。
するとそこの酋長が出てきて
「近隣の村と戦争寸前なのじゃ!飯も武器も人もやれるほど余裕はないわい!」
バルボアくんは納得して帰って行きました・・・・という風に見せかけて
いきなりの夜襲!
酋長の家族をみんなとッ捕まえてしまいました。
そして通訳をつれて彼らを尋問します。
一晩の会話でなにが話されたか、それは記録にありません。
しかし、彼は現地の人々も理性的で、我々と対等な存在である、
と認識したようです。
彼らとバルボアは先の夜襲の件は水に流し同盟を結ぶことにしました。
バルボアくんたちは食料やジャングルでの生活の術を学ぶことができ
現地の人は強い部族より強いスペイン人と同盟を結ぶことで
力をつけることができました。

そして、この噂は瞬く間にパルマの近隣の村々に広がっていきました。
「スペイン人は、逆らうものには容赦しないが、
食料や金銀の装飾品を差し出せば、鉄の武器をくれる。
信頼できる同盟者となってくれる。」と
現時代ではまだ、このちょっと先のコンキスタドール(征服者)が
日常的に行った、虐殺行為はなかったと言われています。
バルボアくんだってもちろん戦争もしたし、
現地の人を殺しもしたけれど
彼が居たころは、無意味な殺しは行われなかったし
スペイン人と現地の人はそれなりに共存できていたらしいです。

さてそんなおり
バルボアくんのもとに、コマグレという部族からの使者がきました。
「どうか一度、我々の村にも遊びに来て下さい。」
バルボアくんは隊を率いてその村を訪問しました。
バルボアくんもその部下も紳士的で礼儀正しく、
また村の人も温かく歓迎してくれたそうです。

ある日、コマグレの何人か居た息子の一人、
長男らしいですが、少年が所有する黄金製品を
スペイン人にプレゼントしました。
スペイン人はまずは取り決めで決まっていた
遠い海の向こうの王様の分の金を端に寄せると
残りの自分らの配分についてもめだしました。
コマグレ少年はその様子にびっくりして
「なんでこんな金のためにわざわざ争うの?
みんなは苦労して海を越えてやってきた仲間なのに、
こんなに無益なことはないと思うよ。」
スペイン人は皆、黙ってしまいました。
「もし、もっと金が欲しいんなら沢山持っている
やつらのところに案内するよ。
それでもう取り合いの喧嘩は起こらないでしょ。」
さらに少年は続けます。
「南の山を越えたところの海の近くにやつらは居るんだ。
僕らはヤツラの凶暴な支配におびえて暮らしてる。
もし僕とキミ達で協力しあえばきっと敵を倒せるよ。」
こうして、バルボアはスペインへ軍隊の増援を打診しました。
「金発見!確保のため軍隊求ム!」
みたいな感じだったのかな?
しかしその返事は残念にも
「バルボアは反逆の疑いアリ!直ちに帰国セヨ!」
前回のお話で登場して無能呼ばわりされ
バルボアっちに追い出された一人が運良く
本国へ帰ることができていたのでした。
バルボアは思います。
「どうせかえっても殺されるだけ!
ならばコマグレ少年の案内のもと敵を倒し金ゲット!
それで王様に許してもらおう!」
こうして彼の呼びかけに応じ190人のスペイン有志を
集めて、バルボアくんは出発しました。
金と恩赦を求めて!

大変な行程だったでしょう。
途中でコマグレ少年の率いた部隊と合流したとはいえ、
重い鎧兜にマスケット銃やら長剣やら
そんな格好で蒸し暑いジャングルを
しかも反抗する部族を制圧しつつの行軍・・・
いったい行軍スキルのランクはいくつだったんでしょう?(ちょっと脱線
しかしもふいに現地の人々が前方の丘を指差し
なにか騒ぎ始めました。
バルボアくんたちもその意味するところは判ったのでしょう。
そして・・丘を越えた彼らの眼下には
広大な湾そしてその先に青い海が広がっていたのです。
丘ではスペイン人同士で歓喜、感動しあい現地の人々へ
多大な感謝を伝えたそうです。

こうしてバルボアくんは
その後自分がサン-ミゲル湾と名づけた湾に降り立ち
腰まで海に浸かり、スペイン王の下にその地の所有を宣言したのでした。
1513念9月25日のことだつたそうです。

バルボアくんは南の海の発見と共に
沢山の黄金や財宝を手にサンタ-マリアへ帰還しました。
途中の部族を制圧したり交渉で同盟に加え、その貢物として得たものでした。
この偉業は本国にも伝えられ一躍彼は英雄へと上り詰めます。
しかし彼には悲しい未来が待っていたのです・・・
新しくパルマへの総督の就任が本国から来ていて
バルボアは素直に総督の権利を譲りおとなしく身を引いたのでした。
しかし新総督、ペドロ・アリアス・ダビラによって軟禁処分とされてしまいます。
しかも彼ら新総督派は
「あらゆる手段で黄金を集めよ!」ってなもんで
現地の人々を次々と虐殺していきます。
バルボアと同盟を結んでいた酋長も次々と殺していきました。
コンキスタドールの先駆けと言ってよいと僕は考えましたね。
まったく酷いもんです。
バルボアは激しい怒りを、何もできない自分に憤りを感じていたことでしょう。
そしてあろうことか!バルボアの人望に恐れて、
バルボアはインチキな裁判にかけられて処刑が決まってしまうのでした。

こうしてヨーロッパで始めて太平洋をこの目に見た人物は
絞首台に消えていきました。
彼はもっとも良く現地の人と交流し
対等な関係を保ったからこそ
すばらしい発見ができたのでしょう。
我々航海者は彼のこの姿勢を見習わなければならないですねぇ。

ちなみにこれから大航海時代は
コンキスタドールの虐殺そして太平洋の正しい認識へと
時代が移っていくこととなります。

次回はちょっとそんな時代の流れのお話からちょっと脱線して
別の話にしよっかな。
バルボアっちは最後はちょっとヘビーな感じだったし・・
次回はかるーい感じにかんばりますっ。
では次回もよろしゅうに ^^/
posted by ムササビ at 15:05| 静岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史などの知識ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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